腰痛・筋肉痛・関節痛を感じる方へ
その原因と上手な対処法

お薬を飲み始めてから体や腰の痛みが出ると、「筋肉や骨に悪影響があるのではないか?」「このまま飲み続けても大丈夫だろうか?」と不安になりますよね。

結論からお伝えします。デイリータダラフィルは、もともと副作用が少なく、安全性の高い薬として知られています。実際、12週間の臨床試験では、副作用を理由に服用を中止した人はわずか2.5〜4.1%。多くの方が問題なく継続できています。

その中でも「腰痛・筋肉痛」は、報告される副作用としては比較的多く見られるものの一つです。とはいえ、その頻度自体も決して高いものではありません。

この痛みは、適切な対処(痛み止めや湿布の併用など)で和らげることができる場合もあります。

症状が軽くなるまでの期間には個人差があります。当院の継続者アンケートでは、これらの症状を感じた方162人のうち63.6%が「数日で気にならなくなった」または「続けるうちに軽くなった」と回答しています。
📌 この記事で伝えたいこと

なぜデイリータダラフィルで「腰痛・筋肉痛」が起こるのか?

タダラフィル服用時に背部痛や筋肉痛を感じる場合があることを説明する図解。
詳しい機序は完全には解明されていませんが、背中や腰回り、手足に重だるい痛みを感じる方もいます。

デイリータダラフィルの有効成分であるタダラフィルは、平滑筋(血管を囲む筋肉)に作用し、血管を拡張させて血流を促す作用があります。

全身に作用する薬のため、服用後に背部痛や筋肉痛などが報告されることがあります。

骨格筋の血流変化と一時的な神経刺激

お薬が体全体に行き渡り、骨格筋の血管が拡張して急激に血流が増加すると、筋肉内の組織圧や水分バランスが一時的に変化します。これが、重だるい痛みや、凝りのような鈍痛(腰痛・背部痛・筋肉痛)を引き起こすメカニズムだと考えられています。

ただし、この痛みが起こる詳しいしくみは、医学的にもまだ完全には解明されていません。有効成分タダラフィルが骨格筋にもわずかに作用するためと考えられていますが、服用開始初期にこういっただるさや痛みが出やすいことが報告されています。

副作用の有無だけで効果を判断する必要はありません

デイリータダラフィルを毎日服用すると、約5日で薬の血中濃度が安定します。腰や筋肉のだるさ・痛みを感じる方もいますが、副作用があるかどうかだけで、薬の効果を判断する必要はありません。症状がつらい場合や続く場合は、医師に相談しながら対処法を確認してください。

腰痛・筋肉痛が出やすい条件

同じデイリータダラフィルでも、飲む日の体調や飲み方によって、腰痛・筋肉痛の出やすさが変わることがあります。

条件 内容
飲酒飲酒量が多い
体調寝不足や疲労が強い
水分脱水気味である
食事空腹で体調が悪い
運動・疲労普段から激しい運動をしている、または体に疲労が溜まっている
併用薬血圧の薬など、併用薬がある
服用量自己判断で多めに飲んでいる

特に初回〜数回は、飲酒を控えめにし、体調が安定している日に試すと、薬の効き方や副作用の出方を確認しやすくなります。

痛みを和らげ、快適に続けるための対策

まずは生活習慣でできるセルフケアから試してみて、それでもつらい場合は市販薬という選択肢も検討してみてください。

まずは、生活習慣でできること

🛁

ぬるめのお湯で入浴し、筋肉をほぐす

✓ 推奨

熱すぎるお風呂は逆に血管を急激に拡張させて痛みを強めることがあるため、38〜40度程度のぬるめのお湯にゆっくりと浸かってください。体を優しく温めることで血行が均一になり、筋肉の緊張(強張り)がほぐれて腰や背中のだるさが和らぎます。

🤸

軽いストレッチで血行を促す

✓ 推奨

痛みが強くない範囲で、腰や背中、太ももの裏などを伸ばす簡単なストレッチを行いましょう。キャット&カウ(背中のストレッチ):四つん這いになり、息を吐きながら背中を丸め、吸いながら背中を反らせる動作をゆっくり繰り返します。筋肉を動かすことで局所の滞った血流が流れやすくなり、痛みが緩和されやすくなります。

🌙

服用時間を夜(就寝前)に変えてみる

✓ 推奨

痛みが起きている間の活動に影響を与える場合、服用時間を「夜(就寝前)」へ変更してみましょう。寝ている間に薬の血中濃度ピークを通過させることで、日中の筋肉痛や腰痛の自覚症状を和らげることができます。※毎日「ほぼ同じ時間」に服用することが大切なため、時間帯をずらす際はチャットで医師に一言ご相談いただくとスムーズです。

💧

こまめな水分補給を心がける

✓ 推奨

水分が不足すると筋肉が緊張しやすくなり、痛みや凝り(だるさ)が悪化しやすくなります。喉が渇く前にコップ1杯の水を飲むなど、1日を通してこまめに水分補給を行ってください。

それでもつらい場合は、市販薬という選択肢も

生活習慣の工夫を試しても腰痛・筋肉痛がつらい場合は、市販の鎮痛薬や消炎鎮痛効果のある湿布(貼り薬)の併用も選択肢の一つです。

これらはデイリータダラフィルの効果を妨げないとされています。どの薬が合うかは人によって異なり、以下のいずれも効果が期待できる場合があります。

種類 薬の例 期待できる効果
飲み薬(内服薬) ロキソプロフェン製剤 強い痛みへの効果が期待できる場合があります
飲み薬(内服薬) イブプロフェン製剤 筋肉の炎症や痛みの緩和が期待できる場合があります
貼り薬・塗り薬(外用薬) ロキソプロフェン・フェルビナク・ジクロフェナク配合の湿布やテープ剤 胃腸への負担を気にせず、痛む部分(腰や背中)にピンポイントで使用でき、効果が期待できる場合があります
⚠ 市販薬を使う場合の注意

内服薬を使用する際は、胃への負担を避けるため食後に飲むか、多めの水で服用してください。普段から服用している薬がある方や、持病がある方は、薬剤師・医師に確認のうえご使用ください。血圧の薬を服用中の方は、タダラフィルとの飲み合わせにも注意が必要です。

知っておいてほしいこと
痛みは「体が慣れる」ことで徐々に薄れていくこともあります

タダラフィルによる背部痛や筋肉痛は、服用初期にみられることがあり、多くは一過性で軽度〜中等度とされています。

長期安全性試験では、背部痛の発現頻度は8.2%と報告されていますが、副作用を理由に服用を中止した割合は全体で6.3%、個別の症状を理由とした中止は1%未満でした。

ただし、痛みの出方や続き方には個人差があります。痛みが続く場合、日常生活に支障がある場合、または対策をしても改善しない場合は、自己判断で我慢せず医師に相談してください。

出典:

Long-term safety and tolerability of tadalafil in the treatment of erectile dysfunction, European Urology (2004)

副作用が落ち着いても
勃起の効果に耐性はつきません

腰痛や筋肉痛が軽くなることがあると聞くと、「では肝心の勃起への効果も、同じように弱くなっていくのでは」と心配になるかもしれません。

しかし、これについては安心していただける研究結果があります。タダラフィルを6ヶ月間服用した患者を対象にした試験では、性交の成功率は1ヶ月後で74%、6ヶ月後では78%となり、効果が時間とともに弱まるどころか、むしろ高い水準で維持されていることが確認されました。

効果も慣れて弱くなるのではという心配について、タダラフィル服用による性交成功率が高い水準で維持されたことを示す図。

つまり、腰痛・筋肉痛などが軽くなることがあっても、勃起への効果が同じように弱まるとは限りません。これは「耐性ができて効かなくなる薬」とは違う、タダラフィルならではの特長です。

出典:Tolerance to the Therapeutic Effect of Tadalafil Does Not Occur During 6 Months of Treatment: A Randomized, Double-Blind, Placebo-Controlled Study in Men with Erectile Dysfunction, Journal of Sexual Medicine (2008)

副作用で悩まれている場合は低用量プランに変更可能です

対策を試しても腰痛・筋肉痛がつらく感じる場合、用量をより少ない2.5mgや3mgに調整したプランも選択肢の一つです。用量を下げることで副作用が軽くなる場合があります。

「痛み止めを使っても痛みが治まらない」「もう少し低い用量を試したい」といった場合は、いつでもお気軽に医師への相談をください。

副作用が気になる方向けに低用量プランを案内する図。
低用量プランを購入する

📌 今日のまとめ

この症状だけは我慢しないでください

⚠ 医師へ相談してください

多くの副作用は一時的ですが、次のような症状がある場合は、服用を続けず医師へ相談してください。

性行為中や服用後に胸痛、強い息切れ、めまい、吐き気などが出た場合は、無理をせず中止してください。

無理せず、相談しながら続けましょう

症状がつらい場合や長引く場合は、我慢しすぎず相談することが大切です。
自己判断で中止・増量せず、医師と続け方を調整していきましょう。

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