デイリータダラフィルの有効成分であるタダラフィルは、平滑筋(血管を囲む筋肉)に作用し、血管を拡張させて血流を促す作用があります。
全身に作用する薬のため、服用後に背部痛や筋肉痛などが報告されることがあります。
お薬が体全体に行き渡り、骨格筋の血管が拡張して急激に血流が増加すると、筋肉内の組織圧や水分バランスが一時的に変化します。これが、重だるい痛みや、凝りのような鈍痛(腰痛・背部痛・筋肉痛)を引き起こすメカニズムだと考えられています。
ただし、この痛みが起こる詳しいしくみは、医学的にもまだ完全には解明されていません。有効成分タダラフィルが骨格筋にもわずかに作用するためと考えられていますが、服用開始初期にこういっただるさや痛みが出やすいことが報告されています。
副作用の有無だけで効果を判断する必要はありません
デイリータダラフィルを毎日服用すると、約5日で薬の血中濃度が安定します。腰や筋肉のだるさ・痛みを感じる方もいますが、副作用があるかどうかだけで、薬の効果を判断する必要はありません。症状がつらい場合や続く場合は、医師に相談しながら対処法を確認してください。
同じデイリータダラフィルでも、飲む日の体調や飲み方によって、腰痛・筋肉痛の出やすさが変わることがあります。
| 条件 | 内容 |
|---|---|
| 飲酒 | 飲酒量が多い |
| 体調 | 寝不足や疲労が強い |
| 水分 | 脱水気味である |
| 食事 | 空腹で体調が悪い |
| 運動・疲労 | 普段から激しい運動をしている、または体に疲労が溜まっている |
| 併用薬 | 血圧の薬など、併用薬がある |
| 服用量 | 自己判断で多めに飲んでいる |
特に初回〜数回は、飲酒を控えめにし、体調が安定している日に試すと、薬の効き方や副作用の出方を確認しやすくなります。
まずは生活習慣でできるセルフケアから試してみて、それでもつらい場合は市販薬という選択肢も検討してみてください。
熱すぎるお風呂は逆に血管を急激に拡張させて痛みを強めることがあるため、38〜40度程度のぬるめのお湯にゆっくりと浸かってください。体を優しく温めることで血行が均一になり、筋肉の緊張(強張り)がほぐれて腰や背中のだるさが和らぎます。
痛みが強くない範囲で、腰や背中、太ももの裏などを伸ばす簡単なストレッチを行いましょう。キャット&カウ(背中のストレッチ):四つん這いになり、息を吐きながら背中を丸め、吸いながら背中を反らせる動作をゆっくり繰り返します。筋肉を動かすことで局所の滞った血流が流れやすくなり、痛みが緩和されやすくなります。
痛みが起きている間の活動に影響を与える場合、服用時間を「夜(就寝前)」へ変更してみましょう。寝ている間に薬の血中濃度ピークを通過させることで、日中の筋肉痛や腰痛の自覚症状を和らげることができます。※毎日「ほぼ同じ時間」に服用することが大切なため、時間帯をずらす際はチャットで医師に一言ご相談いただくとスムーズです。
水分が不足すると筋肉が緊張しやすくなり、痛みや凝り(だるさ)が悪化しやすくなります。喉が渇く前にコップ1杯の水を飲むなど、1日を通してこまめに水分補給を行ってください。
生活習慣の工夫を試しても腰痛・筋肉痛がつらい場合は、市販の鎮痛薬や消炎鎮痛効果のある湿布(貼り薬)の併用も選択肢の一つです。
これらはデイリータダラフィルの効果を妨げないとされています。どの薬が合うかは人によって異なり、以下のいずれも効果が期待できる場合があります。
| 種類 | 薬の例 | 期待できる効果 |
|---|---|---|
| 飲み薬(内服薬) | ロキソプロフェン製剤 | 強い痛みへの効果が期待できる場合があります |
| 飲み薬(内服薬) | イブプロフェン製剤 | 筋肉の炎症や痛みの緩和が期待できる場合があります |
| 貼り薬・塗り薬(外用薬) | ロキソプロフェン・フェルビナク・ジクロフェナク配合の湿布やテープ剤 | 胃腸への負担を気にせず、痛む部分(腰や背中)にピンポイントで使用でき、効果が期待できる場合があります |
内服薬を使用する際は、胃への負担を避けるため食後に飲むか、多めの水で服用してください。普段から服用している薬がある方や、持病がある方は、薬剤師・医師に確認のうえご使用ください。血圧の薬を服用中の方は、タダラフィルとの飲み合わせにも注意が必要です。
タダラフィルによる背部痛や筋肉痛は、服用初期にみられることがあり、多くは一過性で軽度〜中等度とされています。
長期安全性試験では、背部痛の発現頻度は8.2%と報告されていますが、副作用を理由に服用を中止した割合は全体で6.3%、個別の症状を理由とした中止は1%未満でした。
ただし、痛みの出方や続き方には個人差があります。痛みが続く場合、日常生活に支障がある場合、または対策をしても改善しない場合は、自己判断で我慢せず医師に相談してください。
出典:
腰痛や筋肉痛が軽くなることがあると聞くと、「では肝心の勃起への効果も、同じように弱くなっていくのでは」と心配になるかもしれません。
しかし、これについては安心していただける研究結果があります。タダラフィルを6ヶ月間服用した患者を対象にした試験では、性交の成功率は1ヶ月後で74%、6ヶ月後では78%となり、効果が時間とともに弱まるどころか、むしろ高い水準で維持されていることが確認されました。
つまり、腰痛・筋肉痛などが軽くなることがあっても、勃起への効果が同じように弱まるとは限りません。これは「耐性ができて効かなくなる薬」とは違う、タダラフィルならではの特長です。
対策を試しても腰痛・筋肉痛がつらく感じる場合、用量をより少ない2.5mgや3mgに調整したプランも選択肢の一つです。用量を下げることで副作用が軽くなる場合があります。
「痛み止めを使っても痛みが治まらない」「もう少し低い用量を試したい」といった場合は、いつでもお気軽に医師への相談をください。
多くの副作用は一時的ですが、次のような症状がある場合は、服用を続けず医師へ相談してください。
性行為中や服用後に胸痛、強い息切れ、めまい、吐き気などが出た場合は、無理をせず中止してください。
症状がつらい場合や長引く場合は、我慢しすぎず相談することが大切です。
自己判断で中止・増量せず、医師と続け方を調整していきましょう。
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